スーパーカブ50DX改造(ボアアップ)
- goose
- 2021年5月9日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年1月12日

今はgoose250に乗っているが昔はスーパーカブ50DXに乗っていた。初めて買ったバイクで中古の2000年式だったが状態は良かった。
しかし50ccは法的な制限が多く乗っていて非常にストレスだったのでエンジンをいじって排気量を上げ、原付二種として登録することにした。
左の画像がシリンダーだが50ccから85ccに変えるだけ
でもそこそこ径が大きいのがわかる。
ピストンの画像は85CCのもの。
バイクの改造など全くやったことがなかったし知り合いにも詳しい人がいなかったので完全に独学だったが今はネットという便利なものがあるのでそれで調べたりキタコのボアアップキットの取り付け方虎の巻(腰上編)を買って挑戦した。

正直なところシリンダーブロックの交換自体はたいして難しくはないと思ったが問題は排気量を上げたことでキャブレターの燃調の調整をしなくてはならないことだった。
この作業があるから結論からいうとボアアップを自分でやるのはよほど好きでないとおすすめ出来ません。

シリンダーブロックも交換したついでにシリンダーヘッドも交換した。
これは純正のシリンダーヘッドで交換したものはMINIMOTOのタイプZシリンダーヘッド(アッセンブルリー)だった。

ここまでは良かったのだがキャブレターの調整はいきなり難易度が跳ね上がった。
キャブの調整でやったのは主にメインジェットとスロージェットの変更とパイロットスクリューの調整なのだがこれが市販されているジェット類の番手ではベストな燃調にできないことがある。
自分の場合はある程度加工してなんとかセッティングを出せたが、加工は工具がしっかりそろっていない限りやりたくないと思った。
最初は左の画像のように社外のキャブに変更してやろうと思ったがうまくいかず、結局純正のPB13キャブをいじることに落ち着いた。
それとキャブではないがエンジンの組付けの時にトルクレンチを持っていなかったので苦労したのでトルクレンチは必須だと思い購入した。
結論
素人がバイクの改造するにはトルクレンチは必須
キャブレターの調整はかなりの覚悟が必要(市販のジェット類ではセッティングが出にくいので加工が必要な場合あり)
キャブの調整は騒音を気にしなくていい場所が必須
結果

結果としてかなりキャブレターの調整で苦労したものの無事85ccにボアアップして区役所に原付二種として登録することができた。
必要なものとして改造時のシリンダーやピストンの写真があったと記憶している。
しかし無理やり燃調を合わせたので薄めのセッティングになっており、冷却が追い付かずエンジンの冷却にもひと工夫をすることになった。
もちろんスプロケット(歯車)も変更して純正の恐ろしく低速よりな一速がそこそこ使えるようになった。
具体的に言うとドライブスプロケットを13Tから15Tに変えて、ドリブンスプロケットを40Tから38Tに変えた。
やはり力強さが変わって乗りやすくなり結果として大満足となった。
現在はもうこのカブは所有していないもののエンジンの仕組みや足回りの構成など多くのことを学ばせてもらった。
カブ自体は弱点がないわけではないバイクだったがとても懐の広い楽しいバイクだと思った。
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